なぜ?
少なからず、「なぜ?」と思った人はいるだろう。日経BPの「住みよさランキング」で、大村市が全国4位になった、というニュース。住みやすいと感じている人は多い。医療や交通、子育て、暮らしの条件。数字で見れば、たしかに整っている。
それでも、どこか引っかかるような、言葉にしづらい違和感を覚えた人も、きっと少なくなかったはずだ。
比べずに、暮らしていた
大村で暮らしているとき、私たちはあまり他のまちと比べて生活していない。東京と比べることも、都会と張り合うこともなく、ただ、ここでの毎日をそのまま生きている。だからこそ、「ランキング」という外側の物差しが持ち込まれたとき、「すごいね」よりも先に「なんか違う」という感覚が立ち上がったのだと思う。
第3位の”港区”(あの港区女子が住むとこだよね!? )と並べられたことで、初めて比べてしまった。港区の次が大村市!?なんで?…..比べてこなかったからこそ、保たれていた感覚が、そこにはあった。それは住みやすくない、という意味ではない。むしろ逆で、住みやすいと感じているからこそ、その理由をわざわざ言葉にしなくても暮らしが成立してしまっていた、ということなのだと思う。当たり前になっていた、と言ってもいい。
けれど、ランキングや評価の言葉は、こちらの感覚を待ってはくれない。外部の評価も、自分が答えを出す前にAIでさえ、どんどん意味づけをしてくる。だからこそ、自分が住んでいる土地を、自分の言葉で感じ直すことが、今は必要なのだと思っている。

このサイトでは、大村湾のまわりで続く日常を通して、その答えを急がずに探っていきたい。
自分たちが住む町を、自分たちの言葉で言語化できるようになる、その過程も、ここに残していけたらと思っている。








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