それはまさに”魂”を受け継ぐこと。凱旋!ファッション魂!「大塚勇造展」

初日に大塚勇造展を拝見して勝手に感動してるんです。ファッションの世界ではあるけど、そこには芸術があった。アートだった。「凱旋!ファッション魂!」この言葉はゆかりのある小泉今日子さんが名付けたそう。それが彼らしいと。かっこいいと。

あふれでるエネルギー「大塚勇造」

1967年12月15日生まれ。大村市出身の伝説のスタイリスト。1990年代〜2000年代に活躍。小泉今日子さんや山田邦子さんなどをテレビタレントを始め、矢井田瞳、槇原敬之、水樹奈々など数々のアーティストのコンサート衣装の他に、CM(資生堂、アサヒビール、マクドナルド等)、TVドラマ版「私立探偵濵マイク」、写真集、映画など他分野に渡り、様々なスタイリングを手がけた。

『オールジャンル得意分野です』という大塚氏は、ド派手なものからシンプルに魅せるスタイリングまで、作品のためのスタイルを一つ一つ深く考え、妥協なく作り上げた。今もなお、考え抜かれたユニークで大胆かつ繊細なスタイリングが人々の記憶に残り、影響を与えている。2007年、39歳の若さで病に倒れ他界。天性の才能と仕事ぶりだけでなく、その明るい温かい人柄により多くの人から慕われた。

夢を叶えるということ

大塚氏の作業場を再現(今回の大塚勇造展より)

小泉今日子さんをテレビで見て「キョンキョン(小泉今日子さん)はおしゃれ。将来はキョンキョンのスタイリストになりたい。この人おしゃれだから」と話していたそう。大村高校卒業後、文化服装学院へ進む。高校から大学へ進むというレールに乗るのが当たり前とされた時代に。

自分の思いをしっかりと持ち、日々ノートに「やりたいことリスト」を書いていたそうだ。「夢は思ったもん勝ち」と。しゃべるのも大好きでとにかく「何が好き?何がいまきてる?」とよく聞いていたそう。話しの中で「自分はこれをやるよ」と言い切る。言ってしまえばやりとげないといけない。

ゴルフウェアのスタイリングの仕事がくれば、ゴルフウェアの成り立ちから調べる。徹底している。スタイリストはただ服を選ぶだけじゃない、何か手を加えないと自分の作品にならないと取り組む。
そうやって日々を過ごし、念願だった小泉今日子さんのスタイリストをすることに。仕事をした記念に靴にサインをしてもらったそうだ。

その記念の靴。「キョンキョンのスタイリストになる」という夢が叶った象徴。今回の「大塚勇造展」にも展示されている。

小泉今日子トークショー

今回の記念イベントとして会場であるミライon図書館にてトークショーが6/26に開催された。本人のエピソードなどをゆかりのある小泉今日子さん、ヘアメイクアップアーティスト小椋ケンイチさん、そして大塚勇造氏の妹である藤田珠奈さんの3人が語る。彼が書いたやりたいことリストの中に「将来やること:服飾の美術館、デザイナー、スタイリスト」をみたんですと珠奈さんは話す。服飾の美術館として今回この展覧会を開催。またも夢が叶った。

「歳も1つ違いで、当時はよい戦友だった。フリー(ひとり)で戦っていかないといかない世界で、彼とは仲間になった。私も憧れだった小泉今日子さんと彼のおかげで30年も経ってまたお仕事ご一緒できるなんて嬉しい」と小椋さん。

「エネルギーの塊のような人だった。そんな彼が集めたコレクションはとても素晴らしい。1つ1つのパワーがすごい。」「ファッションって夢がある。今回の展示を通して、高校生の子達とかも見てもらえるといいよね。また新たななものをつくりだす、ファッションの魂がくりかえすような。そうなるといいよね。」「彼のように夢は思ったもん勝ちだよね。」と小泉今日子さんも話す。

魂は受け継がれる

大塚氏はもうこの世にはいない。肉体は消えても「魂」は受け継がれる。親しかった同級生や、それこそ明るい性格で沢山の人に慕われて、今回の展覧会と繫がったそう。準備スタッフの中には大塚氏を直接は知らない若い方も参加。事前に大塚氏が衣装を手がけたミュージックビデオなど関連作品を見てもらい「思い」を共有し設営に取り組んだ。そこで刺激を受け、現代の若い感性とともにすばらしい展示が生まれ、また新たなクリエイティブが生まれる。「この大村市から、長崎県から、また新たなクリエイティブが生まれているよね」とトークショーで3人は話す。「ファッション」や「作品」を通してこうして魂は受け継がれているのだ。

「後輩の面倒もとにかく好きで、スタイリスト時代も沢山の後輩に慕われていた。今またさらに大村の若い人たちが大塚勇造展を通して育っていると思えば本人もきっと喜んでいるはず」と妹の珠奈さん。「やりたいこと・好きなことがある」って大変なことでもあるが、それをおいかける楽しさはあるよねと3人は意気投合。取材の身ではあるが、トークから刺激をいただいた。

フリーになって最初についた山田邦子さん

6/27 オープニングセレモニーの様子

スタイリストとしてフリーの活動を始めた大塚氏。最初についたのが今回のセレモニーゲスト山田邦子さんだった。オーダーが「それを着て電車に乗れないもの」だったそう。やまだかつてないテレビなど当時とてもユニークで個性的な衣装を着ていた印象強い!「彼と沢山ふざけた事をやってきた。毎週毎週ブリブリの可愛いものから、ドロンジョのような衣装まで、寝ずに沢山の衣装を作ってくれた。彼の才能のおかけでやってこれたと強く感じます。今日はこうやって大塚くんのご家族にお会いできたり出身地である大村市に来られて嬉しい」と。時には昔のネタやジョークまじりで(さすがでした、めっちゃ笑いました)笑い声のたえない挨拶の後テープカット。

「大塚勇造展」の展示内容

展示品は主に3つ

『スタイリング作品』・『オリジナル製作衣装』

大塚氏は洋服のディテールに物語を求めるスタイリストだったそう。CMの衣装にまで登場人物の人間性やクセを重視して演出をしていた。大塚氏はヴィンテージコレクターでもあったが、ヴィンテージを「素材」としても見ていた。「着せる時に手を加えないと、自分の価値がない」とそれぐらい大胆。そんな作品が展示されている。ひとつひとつじっくりとみて欲しい。

それぞれのグリーンの組み合わせが素晴らしい。レースは彼のビンテージコレクションのものから使われている。

『ヴィンテージコレクション』

大塚氏が大切に集めた「ヴィンテージコレクション」の数々も展示。1800年代の花嫁衣装や博物館展示レベルの有名ブランドヴィンテージなど。図書館の広い多目的ホールに並べられたヴィンテージ作品はまさに【圧巻】!

有志でつくられた『チーム大塚』会場

派手で可愛い古着や有志スタッフのアクセサリーの販売、POPで可愛い衣装を試着、インスタ映えコーナーを設置。

めっちゃ可愛い白鳥のセーター試着(笑)
チーム大塚の会場は大村駅横の「まなビル」4階

「大塚勇造展」の詳細

タイトル凱旋!ファッション魂!大塚勇造展
場 所ミライon図書館
1F多目的ホール・2F研究室
住所:長崎県大村市東本町481
日 程6月27日(日)〜7月4日(日)
休館日28日・30日(図書館休館日)
時 間平日 10:00〜20:00
土日 10:00〜18:00
料 金入場無料
問い合わせ0957-48-7700(ミライon図書館)

大村市出身の方の活躍は嬉しいですよね!自分たちも続かなきゃ。

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